フロンティア学院

パブリックドメインから世界をめざす

『日本文学』1953年7月号を読む

目次の紹介

『日本文学』1953年7月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/2/5/_contents/-char/ja

  1. 西郷 信綱『山上憶良――文学形式をめぐって――』
  2. 馬場 あき子『狂言小歌について』
  3. 玉城 徹『白秋覚書』
  4. 《書評》「日本文学の伝統と創造」
    1. 道家 忠通『「日本文学の伝統と創造」について』
    2. 杉森 久英『一筋縄で行くものではない』
    3. 永積 安明『文学伝統の課題』
  5. 湯山 厚『生活綴方論』
  6. むしゃこうじ みのる『大石田の風流について』
  7. 大石 修平『祖国と目的意識』
  8. 波多野 太郎『老舎のレアリズム―中国近代文学史の一系列―』
  9. 吉田義孝『《書評》北山茂夫「万葉の世紀」』
  10. 大会の印象
  11. 富山支部の現状

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
旧漢字は現行のものに統一している。
1、2、4-2、4-3はWeb公開されていない。

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『日本文学』1953年6月号を読む

目次の紹介

『日本文学』1953年6月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/2/4/_contents/-char/ja

  1. 近代
    1. 埼玉支部『京浜の虹をめぐって――新しい詩論の前進のために――』
    2. 丸山 静・伊豆 利彦・島田 福子『プロレタリア文学再評価の問題』
    3. 紅野 敏郎『私小説ノート』
  2. 中世
    1. 森山 重雄『俳諧の運命』
    2. 広末 保『芭蕉俳諧とリアリズム』
    3. 東 竹雄『新俳句運動の現状』
    4. 研究文献目録
      1. 芭蕉
      2. 源氏物語
  3. 古代
    1. 益田 勝実『源氏物語のいのち』
    2. 寺尾 敏明『雨夜の品定の論理構造』
    3. 池田 亀鑑・武田 宗俊・杉山 康彦『源氏物語研究の方向』
  4. 日本文学協会1953年度大会について
  5. 国語教育
    1. 古田 拡『問題の所在』
    2. 野島 弘二・浅子 和代『現場教師の訴え』
    3. 竹内 好『文学と教育のつながり』
    4. 国分 一太郎『国語教師への一苦言』
    5. 奥田 靖雄『国語愛と国語教育』
  6. 谷 宏『狂言の「萩大名」(文学教室)』
  7. 《研究会の動き》古代・中世・近代・現代
  8. 荒木 繁『メーデー公判の陳述』
  9. 益田勝実『荒木さんを救え』
  10. 《書評》
    1. 日本文学の伝統と創造
    2. 国民文学論

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
旧漢字は新漢字に統一している。今回は表記揺れが激しい。現代と伝統の融合を体現しているのだろうか。
今月号はテーマとして「日本文学におけるリアリズムの伝統 新しい国語愛のために」が掲げられている。
1-3、2-2、5-3はWeb公開されていない。
また、その関係で1-2の後半(おそらく1-3と同一ページにかかる部分)が途切れている。
編集後記に日本文学協会の1953年度大会準備号とあるが、そのためかボリュームがすごい。

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『日本文学』1953年5月号を読む

目次の紹介

『日本文学』1953年5月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/2/3/_contents/-char/ja

  1. 安永 武人『大衆と文学――実態調査からの問題――』
  2. 岩城 之徳『民衆の中へ――啄木の遺稿に示された幸徳事件の影響――』
  3. 阪下 圭八『狂言小歌覚書』
  4. 佐山 済『悲劇ということ――杉浦明平君に答える――』
  5. 森 秀男『《書評》石母田正「続歴史と民族の発見」』
  6. 研究ノート
    1. 江水 清『半日の美しさ――鷗外ノート』
  7. 水野 清『《時評》スターリンと国語教育』
  8. 今井 美郎『一ニッポン人教師の小さな叫び――朝鮮人学校から』
  9. 日文協1953年度大会テーマについて
  10. 研究会の動き
    1. 小野 牧夫

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
というか、J-STAGEの方が本文に忠実であり、表紙の目次は改変しすぎである。
3はWeb公開されていない。

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『日本文学』1953年2月号を読む

目次の紹介

『日本文学』1953年2月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/2/2/_contents/-char/ja

  1. 益田 勝実『サークルにおける古代文学研究』
  2. 桐原 徳重『文学としての平家物語
  3. 吉田 孝次郎『《文学教室》教科書と「三四郎」』
  4. 広橋 一男『高等学校国語科教科書批判――平和教育のために――』
  5. 野木 秀雄『入試問題と国語教育』
  6. 杉浦 明平『《文学時評》喜劇と悲劇』
  7. 渡瀬 昌忠『今日の短歌の問題――啄木と茂吉のうけつぎ――』
    1. 井村 昭快
    2. さとう のり子

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
6はWeb公開されていない。
2・3月合併号となっているが、4月号も出ていないので、実質2~4月号である。

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『日本文学』1953年1月号を読む

二巻目に突入です。一巻は二冊しかありませんでしたが。

目次の紹介

『日本文学』1953年1月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/2/1/_contents/-char/ja

  1. 特集 創造期の文学
    1. 永平 和雄『二葉亭の問題――「浮雲」と「舞姫」――』
    2. 古林 尚『詩についてのおぼえ書き――「京浜の虹」をめぐつて――』
    3. 田崎 治泰『談林俳諧の諸問題』
    4. 菊地 良一『神道集の成立』
    5. 杉山 康彦『古代の変革期が生んだ文学の女性像』
  2. 益田 勝実『文学教育の問題点』
    1. 櫻井 好朗『大会の感想』
    2. 湯山 厚『大会に出席して』
  3. 書評
    1. 窪田 章一郎『渡邉著「近代短歌史」』
  4. 1952年度秋季大会報告

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
4-1はWeb公開されていない。5は時代別に分割してWeb公開されている。

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『日本文学』1952年12月号を読む

最初に気づけよって話なんですけど、週一ペースで続けると15年、毎日続けても2年半ぐらいかかりますねこの企画。
実は『知的トレーニングの技術』で通読の必要性を説かれていたことから出発しているネタなんですけど、時代を追っていくことで15年後には少しは頭が良くなってるはずです。
www.hanmoto.com
まずは続けていきましょう。

目次の紹介

『日本文学』1952年12月号
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/1/2/_contents/-char/ja

  1. 西郷 信綱『天皇と文学』
  2. 瀬尾 芙己子『「近松の抵抗」について』
  3. 森山 重雄『文学教室「大晦日はあはぬ算用」』
  4. 研究ノート
    1. 久松 潜一『定家の歌論について』
    2. 重友 毅『近松の義理・人情について』
  5. 伊豆 利彦『「ハコネ用水」について』
  6. 林 一夫『国語教育の癌』
    1. 杉田 英一
    2. 服部 千代子
    3. 岡 ちえ子
    4. 赤路 勝
  7. 支部めぐり
  8. 林 尚男『書評「静かなる山々」』
  9. 研究会の動き

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致しない。
1、4-1はWeb公開されていない。

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『日本文学』創刊号(1952年11月号)を読む

ここ最近、パブリックドメインの論文を使った遊びを展開してきたが、いくつか問題があった。

(1)引用論文の信用性が疑わしい。
ネット公開されている論文には査読を通したある程度信頼していいものと、そのへんの人が好き勝手に書いたものとが混在している。その吟味が無く安易に引用すると訳の分からないことになる。

(2)手法・思想の流れが分からない。
そもそも文学研究って何をやるのか、基礎知識が足りない。
それに研究手法のトレンドや、その界隈で常識となっているような成果もわからない。
これを知らないと、ありきたり、または周知の問題提起をしてしまったり、とっくに否定されている論文をドヤ顔で引用して私の説は正しい!とか言ってしまう。


そんなわけで、ちょっと調べた結果、日本文学協会の『日本文学』がメジャーな学会誌であるそうだ。
これを通読することで基盤作りをしていきたいと思う。

『日本文学』はJ-STAGEで五年前までのログが公開されている。
現時点で月刊で64巻まで公開されており、おおよそ750冊も読むことができる。
絶対に途中で飽きる、というかもう飽きてる。(実際、墨子を読む企画は飽きた)
でもアウトプットに挑戦する。そんな企画です。
気楽にやって基礎を身につけられたら嬉しいよね。

目次の紹介、全体の感想と、気になった記事を適当に挙げていく形で読んでいきましょう。

目次の紹介

『日本文学』創刊号(1952年11月号)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/nihonbungaku/1/1/_contents/-char/ja

  1. 広末 保『近松生誕三百年を記念して』
  2. 難波 喜造『柿本人麿論』
  3. 大石 修平『樋口一葉論』
  4. 古田 拡『国語教育の伝統』
  5. 小野 牧夫『国語教育の破壊に抗して』
  6. 研究ノート
    1. 池田 亀鑑『本文の混態について』
    2. 杉森 久英『鷗外の歴史小説
  7. 時評
    1. 永積 安明『国民文学のために』
    2. 益田 勝実『どうなるか、文化財問題』
    1. 丸山 静
    2. 荒木 良雄
    3. 山路 清
    4. 市村 勲
  8. 研究会の動き

以上は表紙の記述に基づいておりJ-STAGEのそれとは必ずしも一致していない。
旧漢字は新漢字に統一している。
また、1、6-2、7-1はWeb公開されていない。
論文集が出版されるなどしている関係上、公開されていないのだと思う。
だが、そういった著名な人の論文ほどタダで読めた方が嬉しいので複雑なところだ。

「窓」はお便りコーナーみたいなもので、この時代の色が感じられる。

全体として、近世に上代、近代と、創刊号らしく間口の広さを示した構成。

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