フロンティア学院

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長谷川尚一『石油なくして何の新秩序の建設ぞ』を公開しました

石油が太平洋戦争の引き金の一つだという話は聞いたことがある。漫画『ジパング』でも後世中国で発見される油田を当時の日本が発見していたら、という話が展開されていた。

そんな石油に関する話だ。

長谷川尚一『石油なくして何の新秩序の建設ぞ』 - フロンティア学院図書館

日本にも油田はある! 何故採掘しない! 石油禁輸されたら死ぬぞ! みたいな事が書かれている。

この訴えの2年後の1941年、その予想は現実となった。

それにしても日本に油田があるというのは本当だろうか?

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迫間房太郎『産金政策の一私見』を公開しました

迫間房太郎『産金政策の一私見』 - フロンティア学院図書館

前回に引き続き数稼ぎであるという本音の部分は一旦どこかに置き忘れてもらって、この迫間房太郎氏が問題なのである。この名字は何と読むのでしょうか。

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三浦徹『昆布を造る神』を公開しました

フロンティア学院図書館に蔵書が増えました。

三浦徹『昆布を造る神』 - フロンティア学院図書館

 

さて、旧約聖書にはマナと呼ばれる食物が登場する。

それはウロコのような白いせんべい様のもので、神より与えられたこの食物によりユダヤの民は生きながらえたという。

マナ (食物) - Wikipedia

正直な所、空から降ってくるせんべいと聞いて、あまりおいしくはなさそうに感じた。

wikipediaの説にあるように、リンゴの輪切りのような物を想像しておくべきだろうか。

本書の舞台となる北海道の地では昆布が毎年獲れるのだというが、ある老婆は「それは神様が造ってくださったものだ」と言う。

この昆布をマナになぞらえて考えると、なるほど布教譚としてありそうな話に思えてくる。

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『觀相人物評論』を公開しました

フロンティア学院図書館に蔵書が増えました。

石龍子『觀相人物評論』 - フロンティア学院図書館

 先に書いておくと、画像の入ったepubを作成するテストと、当時の人物評みたいなのが見られたら面白いなーと思って選んだので、特にこの本および、作者周囲に関しての思い入れ等はありません。よって、どこまで深入りして良い物か、悩むところではあるのですが……。

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『武家義理物語』を公開しました

というわけで、選ばれたのは井原西鶴でした。

井原西鶴『武家義理物語』 - フロンティア学院図書館

何このサイト?

なんでこの作品? みたいな話を書いていきます。

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