LOGIN SOFCOM No.3(目次)
LOGIN SOFCOM No.3 / Summer 1995
目次
- ソフコンCD&FD収録ソフト通信
- Creators ~今号のデジタル作家~
- 読者が選ぶTOP10
- ソフコンプレス
- ツール・セクション
- トピック・セクション
- ノウハウ・セクション
- コンテスト・セクション
- サテラビュー・セクション
- 特集 プロのゲームの作り方教えます!
- ツールソフトLaboratory
- Sofcom Seasonary Software(ソフコンが送る"定例ソフト"のページ)
- 株式会社 OVI ―オウビィ―
- サイキュリー シアター
- ぱたぱた放送局
- ナカガワ書店
- 連載 櫛田理子の名作ゲーム徹底解剖
- ゲームを"勉強したい人"へ!①
- ゲームを"勉強したい人"へ!②
- がーるどらっしゅ
- 高見大ザブのくびったけレビュー
- デジタル講堂 中2階
- Visual Basic講座
- 究極アドベンチャーツクールⅡ講座
- ソフコンCD&FD収録ソフトの使い方
- おたよりコーナー 天国ロック
- Q&A女王様 マリー・アンサーネットにおまかせ
- おいしいものは最後までとっとく団
所感
問題の三号。というのもソフコンはスーパーファミコンでゲームが作れるソフトSUPER DANTEの販促雑誌の側面もあり、購読者層は中高生だった(はず)。
その雑誌にアダルトゲーム制作現場の特集をぶっ込んでいるのだ。
改めて読み返すとたった4ページほどの記事だが、これが後年語り継がれるほどのインパクトを残している。
もっとも、プロのゲームの作り方を教えます!という特集でアーク・ザ・ラッドの制作現場を紹介した後、対比するようにアリスソフトの現場を紹介するのは、ある意味誠実であるのかもしれない。
そのアリスソフトの紹介が主にCGの書き方で、キミもCGを描いてみよう!で終わるのはゲームの作り方!と思うが、それが現実であるのだ(エロなツクール作品とそうじゃないツクール作品のDL数を比べながら)
収録作品は前号で大放出した反動か控えめになっている(次号で内容減ってない?というお便りを正直に載せている*1)ものの、『ダークフォース2(前編)』や『ガルト・ライオ マキシマムポジション』に『The Dark Castle』と、思い出として名の上がることが多い作品が並ぶ。
読者が選ぶTOP10では掲載料2万円が明記されており、複数投票可能の形式で一位の得票数が201票であることから、おおよその販売数が推察できる。(前号の一位は283票)
株式会社OVIのコーナーでは声優の横山智佐がゲストで原作をやっている。なのに情報がほとんど残ってないのはすごい。
なお最近実況動画が上がったらしい。長いので全部は見てない。
オウビィシリーズ「チサーラ姫がんばる!」 - YouTube
プロジェクトや講座のうち、作品発信がメインになっていたものが「Sofcom Seasonary Software」の新コーナーとして独立しており、より作品にスポットを当てて紹介をしていくという意図が書かれている。
要するに1~2号で実績の無かったプロジェクトのリストラである。
一方で講座類は小ネタの紹介が中心でややネタ切れ感が否めない。マルチゲームScripterの講座がバックバッファを使ったマップのスクロールを解説していて、見返すと地味に良記事なのだが、当時ツクールを求めている層(おれ)が興味を示す内容でもなく……。
ちなみに今号では明確なデジタル作品募集のお知らせは無い。Aコンの募集は大々的なので、前号のとおり調整が難航していたのだろう。
*1:容量はギリギリだったらしい