フロンティア学院を振り返る①:独学大全というツール
突然ですが当ブログ、フロンティア学院の活動を振り返ろうと思います。
投げっぱなしになってる企画がいっぱいあるので、その整理(言い訳)も兼ねて。
というのも、昨年『独学大全』なる書物が発売されまして、これを入手したわけであります。
ちょうど前回の記事を書いた直後ぐらいに発売してますね。
www.hanmoto.com
ぼくは発売日には手に入らなかったんですけど今日で発売から一周年だそうです。
おめでとうございます。
そいで早速読んだところ、自分がやってることがだいたい書いてあるし、もっと高いレベルでの実践方法が示されてるじゃん! ハズカシイ! とか思ったりしてブログが止まってしまいました。
嘘です。普通に放置してました。
しかし、このブログの方針が「ネットにある無料のデータで遊ぶ」ことで、そもそも著者の読書猿さんにインスパイアされているところ大で、たとえば次の記事なんか頻繁に参照してました。
readingmonkey.blog.fc2.com
なので及ばないのも似てるのも必然ではある。
というわけで、振り返りは置いといて、まずは独学大全を紹介させてください。
独学大全のいいところ
独学を勧めているわけではない
独学大全と言いつつ学校で学べるならそっちに行けという趣旨の内容が出てきます。
実際、独学だぜ! って一人でやってると、体系的な知識が身に付きづらかったりして、これから出てくる振り返り事項みたいな反省点が大量発生する。
www.hanmoto.com
『これからのエリック・ホッファーのために』は、いろんなタイプの在野研究者を紹介しているが、在野の可能性と危険性の両面を評価していて楽しい。
たとえばインプットが偏るのでトンデモになる危険性大とか。
そのへん踏まえてるので、独学バンザイ! 全部個人で完結! なんていうノリでは無いです。
じゃあ何が独学大全なのかというと、教えられるにせよ自分で見付けるにせよ、目の前にある知識を自分のものに落とし込む行為を、独学と言い換えているようにぼくは思います。
技法に名前がついた
55の技法!とタイトルにもあるとおり、検索結果のまとめ方とかそういう方法に対して、プログラミングでいうデザインパターンのように*1名前が付けられています。
方法自体はみんなやってたことかもしれないが、名が付くことで共通言語として利用できる。
こういう表を作ってヘッダは何で……などと言わなくても「リサーチログを作ろう」で済んじゃう。
前説明が不要ということは、リサーチログ+○列を足そう! みたいな応用もしやすい。
また、純粋に知らなかった方法も簡単に知り、取り込み、共有することができる。
個人的には「逆説プランニングだ!」って周囲に宣言して実行するのが好きです。
まず実践できる、記録の技術である
帯に書いてある「頭が悪い!」という煽りが露骨で笑うが、主人公?の無知くんが本当に頭が悪い*2ので、彼ができるならどれか一個ぐらいは自分でもできそうだなと思えて、ちょっと励みになる。
読み物としても面白い。
また最近『すべてはノートから始まる』を読んだのだけど、
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これがいわゆるメモ術に限らず「記録とは何か?」を掘り下げている本で、参考文献で記録術の本として独学大全があげられていた。
独学大全を最初に読んだ時は色々な技法があるんだ!と驚かされたが、確かに、結局すべては記録することに集約されているように思える。
雑に言うとアウトプットですね。
たとえば「知る」なり「生きる」なりが記録に現れるとすると、独学大全は、そのための定番パターンを集めた実用書だとぼくは思うわけです。
そんな独学大全でフロンティア学院もパワーアップし、ぼくも人並みにおごれる身分に!?
次回、いよいよ放置しているあれこれを振り返っていきます。
是非また見に来てください!