「七つの習慣」と向き合う
皆さん、七つの習慣を心がけているでしょうか?
意識の高い大人なら常識ですよね。
私は読んですらいません。
七つの習慣との出会い
漫画でわかるナントカみたいな本だったと思うのですが、立ち読みした所
【第一の習慣「主体性」】
上司「君は主体性が足りないんだよ、なんでも前向きに積極的にやらなきゃ」
↓
主人公「前向きに考えたら仕事も勉強も部活も恋愛もうまくいったわ!」
みたいな内容で、くたばれと思って本棚へ戻しました。
他の解説書を当たっても大体そんなことが書いてあり、まったくふざけています。
これは「友達を作るには?」という質問に対して「他人と仲良くしましょう」とか「がんばろう」と言っているようなもので、そういう辞書とか精神論みたいな答えを求めているんじゃないんです。
そんな説明じゃ誰も何も変わらないじゃないですか。頑張れって言われて頑張れる人はもう頑張ってます。
「主体性」とは何か
そんな時、確か原書に近い翻訳本だったと思うのですが、この「主体性」について、
決定は自分自身が行う。やるにしろやめるにしろ、他人の判断に委ねるのではなく自分で決める。
といった説明があり、これはナルホドと思いました。
上の例で言えば「頑張らない」という判断を許すという点で解釈が全然異なるし、では「頑張らない」と決めたからには目標達成の為には何をすべきか?と考え、それもまた自分で決めていく事になる。
つまり「主体性」とは「積極的に前向きに行う事」ではなく「自分で決める事」なのだ。
そもそも「七つの習慣を心がけましょう」と言われて「よーし心がけよう」などと思うような奴は、言われたのでやる、という時点でいくら積極的で前向きだろうが主体性があるとは言い難い。
自分で決める事によって、自分が決めたという責任が発生し、それが「自ら考える」事に繋がる、というのが本来七つの習慣が言いたかった事なのだろう、と私は考えたのだ。
「主体性」を発揮しよう
例えば私が大麻を吸いたくてたまらないと仮定しよう。
小学生でさえ吸っている大麻、魅力的な存在です。
しかし日本国では吸えばたちまち牢獄送りになるため、その実現は困難を極める。
では、吸うためにはどうすればいいのか?
前向きに捉えよう!とかそういう問題ではない。吸うためには何をしなければならないのかを決める必要があるのだ!
1. 犯罪に手を染める
最も安易に実現可能だが当然多大なリスクを伴う。
それを犯してまですぐに実現したいのか?を考えた上で、それでも行うかどうかは自分が決める。
2. 吸える国へ行く
自分の環境を変えてしまうことで合法的に実現することができる。
この場合、移住先の文化や言語を学習したり、たいがい治安が悪いというリスクがあるので、それでも行うかどうかは自分が決める。
3. 社会を変える
大麻はタバコより安全であるという説もある。(その是非については触れない)
こういったこと世の中に訴え、法改正を働きかけていくなどで周囲の環境を変えて実現させる。
当然長い道のりになるし、周囲を巻き込んでの一大プロジェクトとなり、結局実現しない可能性も高い。それでも行うかは自分が決める。
このように主体性を発揮することで、幸せ大麻ライフを手に入れることができるのだ。
兄が吸っていたから自分も吸ってみました? それは主体性ではない!
その他の習慣
読んでないので言及できませんというのと、今後あと6個も記事が書けるネタをここで使い切るわけにはいきませんので省略。
とはいえ、先の大麻の例なんかでも結局その他の習慣の要素も含まれているわけで、主体性を「目的に対する行動を自分で決める事」と解釈すれば、残りの習慣はその実現のための考え方に過ぎないとは思っています。
とっちらかるので省きましたが、その他リスクを鑑みて「諦めることを決める」という選択肢もあるわけで、それにせよ自分で吟味して決めた結果であるから納得はできるだろうと思います。
なんにせよ言いたかった事は、巷の解説本の誤った精神論は悔い改めよ、という事と「自分で決める」習慣が大事なんだという事です。
そうして「読まない」と決め、その事実と向き合って考える事ができれば、このように読んでいない本についてすら語る事ができるのです。